パピーリナックス lupu-528JP (2012年7月)は Lucid Puppy Lnux 5.2.8.005を ベースに日本語化、 追加SFSで最新ブラウザ(seamonkey)を組み込んだものです。 また、マルチメディア性能向上のため Pmusic_Upgrade-Lucid528-005.pet を適用済み。
パピーリナックスはライブCD(のiso形式ファイル)で供給されており、このライブCDをパソコンに挿入して起動するとパピーリナックスがすぐに使えます。機種によって起動時に[Delete]キーあるいは[f・1]キー、[f・2]、[f・9]、[f・12]キーなどを押して BIOSの設定や起動メディアを選択する必要のある場合があります。 お使いのパソコンの説明書を参照ください。
また、Windows上から実行できるインストーラー付き .exe ファイルも用意されています。 CD/DVDドライブから起動できない場合、こちらを利用ください。Windows Me を除く Windows 95 から 7までで利用できます。
パピーリナックス日本語版サイトや パピーリナックス日本語フォーラムなどからも情報が得られるでしょう。
ライブCDから起動すると、うまくいけばデスクトップと初期設定画面が現れます。 必要に応じて言語や地方時、キーボードレイアウトなどを変更してください。 初期設定は日本語、日本標準時、日本語キーボードに設定されています。 言語については日本語の他に英語が選べます。 中国語、ハングルなど他の言語は追加SFSで供給されます。
ご使用のPCのハードウェアによってデスクトップがうまく現れないときは、 CDのブートアップメニューで「Advanced menu」を選び、「Safe mode」を試してください。 起動プロセスでキーボードを設定後、xorgwizard を実行してください。
起動時にネットワークインターフェース(eth0)が検出され、DHCPが取得できる状況ならば、ネットワークは自動的に接続されます。 起動前にLANケーブルを接続しておいてください。
パピーは基本的にはそのシステムを RAM上に読み込み動作し、 そのまま終了すると次の起動ではすべての設定が初期状態に戻ります。 継続的にパピーを使うならば、ハードディスクあるいは USBメモリなどにセッションを保存するためのファイル(lupusave あるいは pupsaveと呼ばれます)を作らねばなりません。 案内にしたがってその保存先を指定してください。 一時的にパピーを試すだけなら、「保存しない」を選んでください。
このパピーには追加SFSとして goffice(ワープロ Abiword、表計算 Gnumeric、ドロー InkscapeLite)と ブラウザ Seamokey が同梱されており、sfs_loadで組み込むことができます。 このSFSには flashplayerがあらかじめ内蔵されています。 今後の更新はSFSなどの形でインターネット上に公開されるでしょう。 flashplayer単体の更新は getflashによるダウンロードができます。
SFSはダウンロード後に sfs_load(メニューのセットアップのグループにあります)で読み込んでください。 あるいはSFSパッケージを(一度)クリックし「インストール」を選んでください。右クリックでも sfs_loadが選択肢に現れます。
追加アプリケーションは SFSのほか PETパッケージでも供給されています。 公式のPETパッケージは パピーパッケージマネージャ(メニューのセットアップのグループにあります)からインストールできます。 その他のネット上で入手できるPETパッケージはダウンロード後にそのPETパッケージを左クリックすることでインストールできます。
PETパッケージはインストールした後に削除してかまいませんが、SFSパッケージは読み込みの後に削除すると動作しなくなるのでご注意ください。
英語版であるオリジナルを日本語化するとともに、オリジナルではオプションとなっていたブラウザとして seamonkeyを、追加SFSとして同梱しています。 これはパピー特有のSFSというシステムを利用しています。好みにより、または更新の目的で、ブロックを組み立てるように取り外したり入れ替えたりできるようになっています。
またオリジナルに対して、主に使いやすさを主眼とした様々な修正を加えています。Live CDでは grub4dosによるグラフィカル・メニューを採用しています。 これら多くはパピーリナックス日本語化チームの成果を集成したものです。