BBSソフト”MBX”Ver45.20までのベータテスト結果 @SMCで流れたベータテストの結果メールをまとめてみました.最初が不具合点を 示し==>でその解決についてまとめた.一般にはこの様な情報はユーザには通知 しないものである.しかし,MBXをより良いものにするにはそれらを公開し,また 新しい機能についても皆さんの意見を吸い上げなければならないと考えています. 作成したJA1JWI山田さんやJH1RSV清水さん,それからベータテストを 行った各局ごくろうさまでした.でもまだこのMBXは始まったばかりですので, さらにTESTを続けなければなりません. 1.FWD時のタイムゾーンの位置に日付や時刻が正しく設定されない問題があった. これは特にMS−DOS V2.xで動作させた場合に顕著に発生した. ==>ディレクトリパスが2重に指定されるためファイルサーチができず,日付と    時刻をファイルから得られなかったのが原因でこれを修正した. 2.CTRL−Eにて”TA”ターミナルモードにしてダウンロードやアップロード を行うとした時,TNCに対するコマンドが送信され正しく行われなかった. ==>TNCに対するコマンドを出力をやめるように修正した.このためTNCが    BBSで使用するモードのままのため,”T”コマンドのチャットを行った    ときに若干とまどいがでる人もいるので注意する. 3.エラー時にTNCに対して”restart”コマンドを送ってTNCの初期化 している.TNCをKPC−2などを使った場合このコマンドでエラーとなりその後 TNCが誤動作することがあった. ==>MBXで使用できるTNCをTNC−1,2系やPK87/88系に制限する. 4.RLI v4の使用のBBSには正しくメールフォワーディングされない ==>古いBBSソフトのFWD仕様はサポートしない(制限事項). 5.sysopコマンドで”b”を入れてもTNCのコマンドモード(cmd:)に なっていることを確認していない.このためコネクト状態で待に入ったりする ==>自分でCTRL−Cを一度送ってTNCの状態を確認しながら使用すれば可能    RLI V4.3では修正されているので検討事項とする. 6.MBX開始時TNCがコマンドモードになっていなくても,そのまま始まって しまう.最初TNCがDisconnect状態かチェックが必要. ==>上記7と同様に自分で使用時確認すれば対処できるので次回の検討事項とする. 7.FWDを受けた後それがFWD.MBに定義されていると,再び戻してしまう.但 そのときN−BIDを返すので実際には戻さない.MBLのようにFWD−HEADE Rに入っている局にはFWDしない様になっていない ==>検討事項(RLIと同じだ!) 8.メールビーコンが正しく出ない ==>TNCの設定のビーコンとMBXで出力するビーコンが2重になるため.TNC    の設定をOFFすればよい.マニュアルやTNC2.SETファイルでユーザに    通知する <今後のバージョンアップ> Local>時点でリダイレクションが使用可能とする機能追加とIBM/98バージョンを 1本化MBXとする変更.MBTOOL関係のプログラムの充実.さらにマニュアルの 作成などが今後のバージョンアップ内容かと思います.                      平成元年1月8日 JH1NAI後田